決算書 account settlement 2003 10 26

 企業が倒産すると、マスコミが騒ぎ、国民が驚きます。
しかし、およそ、事前に、見当がついている場合もあります。
 決算書を、じっくり読んでいれば、
この企業は、あやしいと見当がつきます。
なかには、軽く目を通しただけで、
この数字は、本当なのかと思えるものもあります。
 決算書というと、むずかしいイメージがありますが、
実は、決算書の見方は、ある程度、パターン化されていて、簡単です。
 少なくとも、決算書は、マージャンを覚えるより、楽です。
もちろん、マージャンも覚えられないという人には、無理です。
 私は、大学に入学して、
決算書とマージャンを覚えました。
どちらが楽だったかと言えば、決算書の方が楽でした。
決算書の見方は、ある程度、パターン化できます。
 しかし、マージャンは、複雑な役作り、複雑な点数計算があります。
さらに、捨てられたパイから、相手の手の内を読む。
これが、むずかしい。
相手も、だまそうとして、
混乱させるようなパイの捨て方をするのです。
これは、捨てられたパイをめぐっての、「だましあい」なのです。
 こういうことは、決算書には、ありません。
粉飾決算という「だましあい」は、ありますが、
それは、まれです。
 一般的には、決算書を見ていれば、
この数字は、おかしいと気づきます。

 資本主義社会で生きていくには、勉強が「生活の糧」となります。
勉強が嫌ならば、官僚が支配する国に行くしかありません。
官僚が支配する国とは、社会主義国、共産主義国、独裁国家です。
 資本主義を選択したことは、「勉強と努力」を選択したことになるのです。
資本主義は、「勉強と努力」で成り立っています。
 一時的には、金持ちが、力を持っているように見えますが、
金持ちも、「勉強と努力」をしなければ、没落していきます。
 資本主義は、「勉強と努力」をしない者を、淘汰していきます。
しかし、「勉強と努力」は、誰にでも、できます。
誰にでも、チャンスがあるのです。